犬の吠え癖のしつけは早めに対策!犬が吠えてしまう原因と治すポイント

 

犬を飼っている人なら、絶対にやっておくべきことは「しつけ」であると思います。

これが出来ている、出来ていないとでは飼い主にかかる労力やストレスが格段に違います。また、犬を守るという意味でもしつけは必要です。

その中でも特に吠え癖というのは早めに治したほうがいいものです。

そこで、この記事ではしつけの中でも特に大事な「吠え癖」を治す方法というのを伝授したいと思います。

犬の吠え癖を治すのが重要な理由

最近は犬のしつけのなっていない飼い主もたくさんいるのも事実。飼い犬のした糞尿を道路にそのままたれ流したり、他の犬と出会った時に威嚇したり、他人からしてもしつけのなっていない犬というのは「恐怖」や「害悪」の対象になり兼ねません。

中でも、「吠える犬」というのは他人からすると怖いです。怖いだけならまだいいものの、近隣住民にしてみれば近所迷惑。犬がうるさいと訴えられるケースも多くなりました。

そういったペットトラブルに巻き込まれたり、他人を巻き込んでしまわないためにも、これから犬を飼おうとするみなさんはしつけをしなければなりません。

この吠え癖を仔犬のうちから治しておかなければ、慢性化してしまいます。逆に仔犬の時、しっかりしつけておけばそれ以後まったくなくなります。

ただし、わたし自身の経験則から、トイレのしつけやおすわり・待てのしつけよりもずっと難しいのです。ただ闇雲にしつけるだけでは非常に効率が悪い!

吠える原因や種類、アプローチの仕方をしっかり学んでしつけましょう。

そもそも、犬はなぜ吠えてしまうのでしょうか?

その理由は簡単。本能だからです。

人間が言葉をしゃべったり、お腹が減ったり、排便するのと同じで、動物に必ずある本能の一つが「吠える」ということなのです。

後に詳しくご紹介しますが、犬は恐怖・怒り・痛み・苦しみなど、全ての感情に対して吠えるという行動を以って周りにアピールします。

なので、これをやめさえるというのは結構至難の業。飼い主さんの努力と忍耐が必要になってくるのです。しつけを諦めてしまうと、後々飼い主さんにとってストレスの元になってしまうことは確実なので、仔犬のうちからなくしておくのが良いでしょう。

成犬になってからのしつけ治しはそれこそさらに至難になってしまいます。

犬の無駄吠えの原因

まずは犬の無駄吠えの原因を探りましょう。

犬は人間と違って言葉を持ちません。なので、彼等の言語のほとんどは「吠える」ことによって本来成り立ちます。

同じ「吠える」という行動でも、その気持ちは様々なのです。

主な無駄吠えの原因となるものは

  • 欲求不満
  • 分離不安
  • 恐怖
  • 縄張り意識
  • 痛みや病気
  • 薬糖質コルチコイド薬の影響
  • 認知症老化による脳の衰退
  • 他の犬の吠え声につられる

この8つが多いです。

欲求不満

まずは欲求不満がその最たる原因としてあげられます。

一般的に、普段よく散歩や遊びをする犬にはあまり見られない吠え癖の原因であると言われており、ストレスからくるものなのかもしれません。

犬が吠えることによって欲するものはたくさんあり、それは物であったり事象であったり様々。何を欲しているのかはしっかり見極めてあげましょう。

分離不安

次に分離不安

分離不安は元の飼い主と離れてしまうことによって引き起こされてしまいます。シェパードになりやすく、ゴールデンレトリバーはなりにくいと言われています。

仔犬ならまだしも、少し大きくなっている犬は購入したり、引き取った際に起こる傾向にあり、ある一種の精神病です。

犬は飼い主に対して基本的には忠誠心が高く、愛情深い生き物です。それ故に、分離不安が起きてしまうのです。

恐怖

次に恐怖

犬は怖いと威嚇します。もっと怖い場合だと逃げるのですが、基本的に立ち向かっていく習性をがあり、それが慢性的な吠え癖になってしまうことも。

恐怖の対象であるものが一体なんなのであるのかをしっかり発見してあげ、対処を試みましょう。

よく犬が吠えるのは他人に対してです。家に来た飼い主さんの友人に向かって吠える場合、それは恐怖による威嚇であるといって良いでしょう。

縄張り意識

次に縄張り意識です。

犬は結構縄張り意識の強い動物。電柱に向かっておしっこをひっかけるのは自分の縄張りの位置を指し示すためです。

自分の縄張りに入ってきた他の犬、強いては飼い主さん以外の人に吠えることもよくあります。

しかし、この縄張り意識による吠え癖は去勢をした犬にはほとんどみられず、逆に去勢していない犬には顕著に現れます

もしも酷い場合は去勢手術も考えてあげた方が良いでしょう。

痛み・病気

痛みや病気も吠える原因となっています。

しかし、この無駄吠えは見方によれば飼い主さんにとって有益になるでしょう。

当たりまえの話ではありますが、犬は言葉を話すことができません。そのため、どこかが痛い時や苦しい時、飼い主にそれを訴える手段は「吠えること」しかないのです。

普段無駄吠えをせず、おとなしいはずの飼い犬が突然無駄吠えをし始めたら注意が必要です。

どこかの調子が悪かったりするので、病院に連れて行ってあげましょう。

投薬糖質コルチコイド薬の影響

投薬糖質コルチコイド薬の影響であることも考えられます。

この薬は現在でも炎症性疾患や免疫系疾患に対して広く使われている薬品です。あなたの愛犬にもいつか使う時が来るかもしれません。

しかし、様々な副作用が考えられています。

神経質になってしまった、落ち着きがなくなった、驚きやすくなったという様々な報告の中には、無駄吠えが増えたという報告もあります。

もしも、投薬糖質コルチコイド薬を投与させているのであれば、副作用の状況を獣医師さんに相談しながら適切な処置を取ってください。

認知症老化による脳の衰退

認知症は犬にだってなります。

人間ほど顕著なものは見られないですが、明後日の方向に向けてトイレをしたり、うろうろと落ち着きのない様子があれば、認知症を疑った方がいいでしょう。

この認知症は無駄吠えを誘発します。

特に人が来たわけでも、特に何か怖い物があるわけでもないのに、何もない場所に向かって吠えたりします。認知症によって、おそらく何かが見えているのでしょう。

他の犬の吠え声につられて

他の犬の吠え声につられて吠えてしまうことはよくあります。

何度も言うように、犬は言葉を持ちません。そのため、犬同士の会話も吠えることによって成り立つこともあります。

しかし、散歩中、犬に出会うと毎回毎回吠えてしまうのは面倒くさいですし、他の飼い主さんにとっては迷惑の対象です。

散歩中に出会う犬とその吠え声に対する慣れと耐性をつけてあげることにしましょう。

無駄吠えをしつける上でまず知っておくべくこと

いざしつけ!という前に、しつけの途中、絶対してはいけないことが3つあります。

これをしてしまうと、しつけが非常に非効率になるだけでなく、愛犬にとってストレスになってしまうこともしばしばあるので注意して下さい。

犬の要求にこたえない!

無駄吠えは前述の通り、何かを要求しているという例もあります。

飼い主さんは要求する犬の吠え声に一々反応してはいけません。もしも、犬の要求通りに動いたり、反応したりすると、それに味をしめ、無駄吠えが続くことになるでしょう。

下手をすると、一気に飼い主さんと愛犬の間の信頼関係や主従関係が逆転してしまう恐れさえあります。

犬を叱らない!

無駄吠えのしつけのみならず、犬のしつけのこと全般に言えますが、しつけ中、上手くできないことがあったとしても叱ってはいけません。

そもそも、犬は人間とは脳の構造が違います。短期記憶能力に欠けるのです。つまり、犬は「今自分が怒られていること」と「自分がしたこと」というのが繋がりません。

そのため、飼い主さんがどのような形相で必死に怒ったとしても、犬にとっては何がなんだかわからず、ただ大好きなご主人様が急に豹変しているようにしか見えないのです。

これでしつけがうまくいくはずがありません。愛犬にも飼い主さんにとってもストレスになってしまうのでやめましょう。

主従関係を明確化させる!

しつけにおいて最も大事なのが主従関係をはっきりさせることです。

飼い主さんに懐いていなかったり、信頼関係がなかったりすると本来ならできるしつけもできなくなりますし、できたとしても非常に効率の悪いことになります。

まだ仔犬の時期ですと必要がないですが、成犬になってからしつけ直しをする場合は重要なポイントとなるので、しっかり見極めておきましょう。

ケース別で見る吠え癖の種類と治し方

「なぜ吠える?」ということが分からなければ、しつけのやり方も誤った方向に進みかねません。

まずは我が愛犬の観察をして、我が愛犬がなぜ吠えるのか知ったところで、今度はアプローチをしてみましょう。

具体的にどのようにしつけをすれば良いのかを吠え癖の種類別で紹介します。

チャイム吠え

まずはチャイム吠えのしつけ方法。

チャイム吠えとはその名の通り、チャイムの音と共に犬が吠えてしまう癖のことです。吠え癖の中でも最もメジャーな部類です。多くの飼い主さんがこのチャイム吠えに悩まされています。

このチャイム吠えの治し方のコツは吠えている途中一切構わないこと

また、チャイムを押した人が入ってきた際も犬に「ただいま。」といったような挨拶はしなくていいです。

もしも一々吠えている犬に構っていると、「チャイムが鳴る→吠える→構ってくれる」という感じで式が成り立ってしまい、癖が蔓延化します。

治し方はチャイムが鳴って吠えている内は無視を決め込み、吠えるのがやんで大人しくなった時に褒めてあげたり、おやつを与えたりしましょう。

ケージ吠え

ケージの中に入れた時に吠える癖です。特に夜寝る際、犬が起きていて夜泣きをするのは飼い主さんにとっても酷ですよね。

ゲージ吠えは特に仔犬の時期に多いと言われています。まださみしい盛りなので、特に夜泣きも多く、苦しめられた記憶のある方もいるのではないでしょうか?

心苦しいですが、夜泣きも基本的に無視です。

絶対に自分のベッドに入れたりしてはいけません。これをしてしまうと犬が味をしめ、成犬になってからも夜泣きを続けます。

もしも夜泣きがうっとうしい場合は犬のケージを寝室ではなく、別の場所に移すことも考えましょう。

食事吠え

犬にフードを用意したり、または台所でご飯を作っている時に吠えることをさします。

可愛そうになって、料理の材料である野菜などをあげてしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか?しかし、それは犬の要求にこたえてしまうことになるのでやめましょう

普段愛犬に食べさせるフードを与える際も吠えている内はあげず、鳴きやんだ時を見計らってあげるようにしてしつけていきましょう。

留守番吠え

留守番吠えは近所トラブルの元になってしまうので、早急に辞めさせたほうが良い吠え癖の一つです。特にマンションなどの集合住宅で飼っている人、野外で犬を飼っている人は注意しましょう。

これは留守番に慣れていない子や留守番が苦手な犬種によくあることです。

そもそも犬は群れで生活をする動物です。本来孤独にはまったく向いていないですしそれが続くと今度は心の病気になってしまうことも考えられます。なるべく犬を独りぼっちにさせないというのが予防をする上で一番重要です。

その他吠える場面において心当たりがない時の吠え癖

認知症であるという恐れがあります。なので、よくわからない吠え癖が見受けられるのは年老いた犬である場合が多く、逆にわかりやすいのではないでしょうか。

認知症の犬は見えないものが幻覚として見えてしまい、吠えてしまいます。

老犬にとっては身体的にも精神的にも大きなダメージとなってしまいかねません。獣医師さんに相談し、適切な処置をとるようにしましょう。

様々な方面から無駄吠え減少のためのアプローチ

しつけだけをして無駄吠えを無くすことも可能ですが、もしかすると、簡単な一手間で一瞬にしてなくなることもあります。

もしもしつけがうまくいかない、すぐにでも効果を発揮させたいという方は以下のような方法も試してみてはいかがでしょうか?

環境を変えてあげよう

まずは環境を変えてあげる努力をしましょう。

例えば、チャイム吠えを直す際はチャイムの音の設定を変え、音を小さくしたり、又はメロディを変更してみたりするのはどうでしょうか。

案外それだけでぴたりと吠え癖がなくなるなんてこともあるのです。

いっぱい遊んであげよう

吠え癖はストレスによって起こってしまうということも考えられます。

なので、いっぱい遊んであげたり、散歩をしてあげたりすることによってそのストレスを発散させてあげましょう。心的疲労もこれで幾分かはましになるはずです。

無駄吠えが慢性化してしまった時に起こり得る弊害

無駄吠えが続いてしまうことは犬にとっても飼い主にとってもマイナスなことしか起きません。

無駄吠えによる弊害を知っておきましょう。

客人への噛みつき

客人への噛みつきは最も怖い無駄吠えの弊害のひとつです。

犬は吠えることによってそのテンションを上げ、冷静さを失ってしまいます。そのため、自分の友人や親族などを家に呼んだ際、吠えるのが続くと攻撃に変わってしまうこともあります。

飼い主へのストレス

犬の無駄吠えは飼い主さんへの負担に繋がります。

何度も何度も吠えられているとストレスに感じることもすくなくないはず。特に夜泣きは睡眠不足に陥ってしまいますので、早期にしつけをして治してしまいましょう。

無駄吠えが比較的多い犬種と少ない犬種

「もしかして、うちの子は要領が悪いのかも・・・。」としつけの途中、心配になる人もいっぱいいると思います。

犬は個体差がかなり出る動物です。なので、同じ犬でも犬種によってしつけしやすい犬種、しにくい犬種があって当然。

元々「馬鹿な犬」というのは存在しません!

無駄吠えが多い犬種

主に古来から番犬として品種改良された種類の犬は無駄吠えが多いと言われています。

なので、パグやドーベルマン、フレンチブルドッグなどは無駄吠えが多いです。番犬として飼うのであれば別にいいのですが、愛玩犬として飼う場合は根気強くしつけをしてあげてください。

無駄吠えが少ない犬種

主に愛玩犬として品種改良されてきた犬種は無駄吠えが少ないと言われています。

しかし、あくまでもそれは比較的という話です。前述の通り鳴くのは犬の本能です。決してまったく無駄吠えをしないというわけではないので注意をしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

吠え癖にもたくさん種類があり、アプローチの仕方も様々であることがわかっていただけたかと思います。

どのようなしつけでも同じようなことが言えるかもしれませんが、叱るのはダメでも、褒めてあげるのは過剰にするべきだと思います。

実は、犬は褒められて撫でられるのが大好き。それが飼い主さんであれば尚更です。

吠え癖のしつけをしている際、もしも上手くいった時はしっかり褒めてあげてください。人間の場合、「褒めて伸ばす」タイプと「叱って伸ばすタイプ」の2種類があると思いますが、犬の場合は全て「褒めて伸ばすタイプ」です。

犬のしつけが上手な人というのは、もしかすると「褒め上手」な方なのかもしれませんね!

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