ドッグフードに使われている肉の種類とそれぞれの犬に合った肉の選び方

イヌを飼っているみなさんなら分かると思いますが、愛犬には絶対にできるだけ長く生きてほしいものですよね。

そのため、気をつけるのはまず健康だと思います。さて、その健康は一体どこから守ることができるでしょうか?

答えは食生活です。

特に人に飼われているイヌの食生活の大半はドッグフードが占めます。

つまり、ドッグフードをこだわるかどうかによって、イヌの健康が左右されてしまうと言っても過言ではありません。

みなさんが何気なく購入し、愛犬に与えているドッグフード。

しかし、そのドッグフードに使われている原材料を把握したり、チェックしているでしょうか?

実は、ドッグフードはドックフードでも様々な種類があるのをご存知ですか?

イヌは人間の有志以来、最も身近にある愛玩動物です。そのため、イヌ製品の発展や研究の歴史も長い物があります。

ドッグフードはその典型的な例です。子犬用・成犬用・老犬用というようなカテゴリではくくり切れない量の種類があるのです。

この記事では特に「ドッグフードに使われている肉」という観点から、簡単に理解できるドッグフードの解説や選び方をご紹介いていこうと思います。

使われている肉の種類

ドッグフードに含まれる肉と一口に言っても、その種類は様々です。

使われている肉の種類と特性についてご紹介していきます。

ビーフ(牛肉)はタンパク質が豊富

 

まず最も基本的なドッグフードの原料として、牛肉があげられます。

牛肉は他の肉に比べるとたんぱく質が多いという利点がある一方で、脂質も多く、高カロリーです。ダイエットには向きませんが、効率よくカロリーを摂れるという点では高評価です。

また、タンパク質以外の他の栄養素として、亜鉛・ビタミンB・鉄分があげられます。

どれもイヌの健康には絶対に欠かせないものです。他の豚や鶏などに比べると、その含有量はかなり桁違いです。

まず、亜鉛ですが、これは皮膚の健康維持に繋がるため、年老いた後のシミ発生をある程度防いでくれる成分です。

次に鉄分。

酸素を運ぶ赤血球を生成する役割があり、これが不足してしまうと貧血になったり、疲労がちになったりしてしまいます。

最後にビタミンB12ですが、その赤血球に含まれ、酸素と吸着する効果のあるヘモグロビンの生成を助ける作用があります。

このように、牛肉はイヌに必要な栄養素を揃えているため、イヌの栄養学的に見て、栄養素のデパートと呼ばれたりもしています。

また、味も他の肉に比べると濃厚なものが多く、普段ドッグフードをあまり食べないような子でも食いつきがよくなることもあります。

高たんぱく・低カロリーなチキン(鶏肉)

チキン(鶏肉)は高たんぱく・低カロリーな肉として、イヌのみならず、人間のダイエットにもよく登場するお肉です。イヌのおやつの原料としても幅広く使われています。

消化・吸収に優れているため、胃腸の調子がすぐれないイヌにとっても効率よくたんぱく質を吸収することができる食材の1つです。

疲労回復滋養の効能もあるので、病気、もしくは病み上がりの愛犬に食べさせるのもおすすめですよ。

ただし、味は牛肉に比べると淡泊であるという難点もあることから、食いつきが悪い恐れもあるので注意しましょう。

たんぱく質以外の栄養素としてあがるのはビタミンAです。このビタミンAは牛肉の約10倍、豚肉の3倍含まれており、口の中の粘膜を強化してくれる作用があります。

ドッグフードだけでなく、普段与えているおやつを鶏肉由来のものに見直してみるのもいいかもしれませんね。

ビタミンB1が豊富なポーク(豚肉)

ポーク(豚肉)含まれるたんぱく質こそ、牛肉には劣ってしまいますが、ビタミンB1が大量に含まれているのが特徴のお肉です。

その量はなんと牛肉の10倍ほど。

乳酸を分解して筋肉疲労を癒してくれる効果があるので、散歩や遊びが大好きなイヌに与えると効果的です。いっぱい遊んだ次の日にも疲れを残すことなく、活発に動いてくれるようになります。

その他にも、体の中に入ってきたでんぷんや糖質を効率よくエネルギーに変換する作用もあるため、夏バテなどを予防する効果も期待することができます。

そのため、夏に入る6月ごろくらいのシーズンから少しずつ豚肉を使ったドックフードを混ぜていくのが良いでしょう。

豚肉に限っての話ではありませんが、急にドッグフードを変えてしまうと愛犬の食いつきが悪くなったり、食べてくれなくなったりすることがありますので。

鶏肉ほどではないものの、カロリーは低いので、肥満が気になりだした子にもおすすめです。

カルニチンの含有量が多いラム(羊肉)

ラムは羊肉のことです。最近、ドッグフードに使われることが多くなった肉の種類です。特に目立った栄養素はないものの、イヌに必要なタンパク質やミネラル、脂質、ビタミンが含まれています。

また、脂肪燃焼を促すカルニチンの含有量も多いです。

しかし、この栄養素は運動をすることでその効果を発揮してくれるものですので、ラム肉ドックフードを使ってダイエットをするというのであれば、しっかり運動させるようにしましょう。

また、難点は他の肉に比べても脂質やカロリーが高いということ。

普段運動をしない子にあげると肥満になってしまう恐れがあります。

一方で、血中の悪玉コレステロールを抑制する不飽和脂肪酸も多いため、老犬ややせ気味の成犬の健康食として見直されています。

オメガ3を含む馬肉

羊肉と同じで馬肉も最近のドッグフードとしてよく使われるようになりました。

牛に匹敵するほどの高たんぱく、鶏肉に匹敵するほどの低カロリーです。尚且つビタミン・ミネラルが豊富である特徴から、体の筋肉を丈夫にすると共に、免疫力向上にもつながります。

また、馬肉の脂肪はオメガ3が多く、この栄養素はどの肉の脂にもないものです。

オメガ3の特徴としては、がん等の生活習慣病を抑制し血液をさらさらにする効果のある健康的な脂肪です。

また、実は鉄分も多いのも特徴です。先ほど、鉄分が多いと紹介した牛肉に比べても2倍近くあります

そのため、貧血しがちな愛犬の疲労回復を狙って与えてみるのが良いと思います。

多価不飽和脂肪酸が豊富な鹿肉

イヌの先祖はオオカミでした。オオカミの時、主な狩りの対象が鹿であったため、鹿にはイヌにとって理想的な栄養素がたくさんふくまれています。

牛肉に比べて赤身部分が多く、脂肪部分がかなり少ないためか、カロリーは半分、脂質は10分の1以下にも関わらず、タンパク質は牛肉に比肩する量含まれています。

鉄分に至っては牛肉よりも馬肉よりも多い約3倍

さらに、多価不飽和脂肪酸も豊富。

多価不飽和脂肪酸はイヌが体内で合成することができない栄養素なので、経口摂取により直接補給しなければならないものです。

鹿肉のみならず、普段人間であるわたし達があまり食べない肉の方がイヌにとっては健康的であるという傾向にあるようです。

以上がドッグフードに使われている肉の種類です。

どのお肉を使ったフードが一番良いの?

では、実際にどの肉を使ったドッグフードが良いの?ってことになりますよね?

ただ、これに関してはイヌの体調や目的によって変わってきます。

なので、いくつかピックアップしてそれぞれにおすすめの肉の種類を紹介します。

ダイエットをしたい愛犬ならチキン入りのフード

ダイエットをしたいのであれば、まずチキンのドッグフードがおすすめです。

小型犬から大型犬まで、幅広い犬種層において、ダイエットフードとして使うことができます。また、チキンのドッグフードはそこそこ種類も多く、愛犬の好みや自分のこだわりで選ぶこともできるでしょう。

次におすすめなのが馬肉や鹿肉

上述の通り、牛肉に匹敵するかそれ以上の栄養素があるのにも関わらず、低カロリーです。ダイエット中は必要な栄養素まで不足しがちになります。そういった意味ではチキンよりもさらにおすすめのフードとなります。

逆にダイエットに向かないのはビーフはもちろん、ラムです。

ラムは確かに脂肪燃焼効率をあげる作用はあるものの、あまり活発に動き回らないような小型犬には不向きです。

食欲不振な愛犬に与えるならビーフ入りのフード

食欲不振な愛犬にはビーフを使ったフードを与えるようにしましょう。

どのお肉よりも一番濃厚な味がするので、イヌも元気よく食べてくれます。

カロリーが気になる場合は普段のフードに少量混ぜるといったことをするのも良いですね。

また、食欲不振でカロリー補給ができているか心配な場合はラムもおすすめ。

上述の通り、必要な栄養素がバランスよく含まれているだけでなく、脂質も多いのでカロリーも高いです。

成長期の子犬に与えるならラムを使ったフード

こちらもラムを使ったドッグフードがかなりおすすめです。

成長期は特にカロリーを必要とします。そのため、高カロリーで栄養価の高いラムは子犬の成長を助けてくれます。

幼少期の内に一定水準まで栄養を摂っておかなければ、成犬になってからもやせ気味が続いてしまいます。

カロリーの摂りすぎで太ってしまうというのも難点ですが、ラムのドッグフードを食べて、しっかりと散歩・運動をしていれば、強くて逞しい愛犬になってくれるでしょう。

ドッグフード(ミール)のこんな表示には要注意!

ドッグフードは厳密に言うと「食品」ではありません。そのため、人間が食べる食品よりもずっと軽い基準で審査を通り、店頭に並んでいます。

平成21年6月にようやく農林水産省が「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」を打ち立て、ペットフードの製造・輸入・販売にある一定の基準が設定されたものの、まだまだ完璧とは言えません。

さて、危険なドッグフードとは一体どのようなものなのでしょうか?

肉骨粉と書いているけど実際は?ミールって何?

原材料を見た時、肉骨粉と書かれてはいないでしょうか?又は、「ミール」と表記されていたりもします。

本来であれば、食肉を加工した後に出る残滓(肉片や骨など)を粉々に砕いたものです。

鶏を粉々にしたものをチキンミール、豚を粉々にしたものをポークミールと言うように、牛や馬も同様です。

もちろん、安全なミールを使っている場合もありますが、実際は業者のコスト削減のため、様々な異物を混入してミールにしている場合もあります。

ショックですが、それこそ保健所で殺処分されたイヌやネコの骨や肉、工場内で取れたネズミや野良猫などを一緒に砕いている場合もあるくらいです

ドッグフード購入の前に製造元を調べるようにしましょう。

ミールを避けるべき理由

砕けば何でもかんでも一緒に見えます。もしそれが犬肉でも猫肉でも素人目からすると正直わかりませんよね。

それが「肉」であるならばまだ良いでしょう。しかし、悪徳な業者によっては動物の内臓をそのまま粉にしてる場合もあります。

これはつまり、腸内に溜まっている糞などもミールにしているというわけなのです。

家畜の糞の中には大量の大腸菌が生息しています。

加工の際に死滅するとわかっていても正直気分の良いものではありませんよね。また、愛犬の健康に及ぼす可能性が0とはとても言い切れません。

そのため、ミールはなるべく避けるべきなのです。

ドッグフードの危険4Dって何?

悪徳な業者がドッグフードを作る際に使う悪質な肉のことを4Dミートと言います。

  • Dead(死亡した動物の肉) 
  • Diseased(病気にかかった動物の肉) 
  • Dying(死にかけの動物の肉) 
  • Disabled(障害のある動物の肉) 

4Dミートはつまるところ、人間には出すことのできない肉のことを指します。

アメリカでは肉の基準が9段階に分けられているのですが、7ランク以下は人間は食べません。

その7ランク以下の中でも4Dミートは最低のランク9に当たります

こういった悪徳業者の嘘に傷つくのは、もの言わぬイヌ達。なんだか悲しくなってきますよね。

良いミールと悪いミールの簡単な見分け方

さて、ミールの危険性はよくわかっていただけたかと思いますが、依然、ミールを使わないドッグフードはほとんどありません。

そもそもミールは業者が悪いことをしなければ別に危険でもなんでもありません。

そこで、良いドッグフードと悪いドッグフードの見分け方についてご紹介していきたいと思います。

表記を確認する

まず、第一に表記をみること。

裏面を見て、含まれるミールの割合が多い場合はそっと店頭に戻しましょう。悪質な肉が大量に使われている可能性があります。

特に「チキンミール」の含有量が多い場合は注意が必要です。

チキンミールはどのミールよりも栄養価が低く、どんば部分が使われているかわからないからです。

おすすめなのは「人間でも食べられる!」というような表記やキャッチフレーズが書いている場合です。

こういったドッグフードはヒューマングレードと呼ばれています。

価格を確認する

次に価格を見てみましょう。価格は全てを表します。

上述の通り、悪質な肉を使ってミールを作る業者というのは、安くドッグフードを作って販売し、利益を得ようとしています。そのため、作られる製品も安い傾向にあります。

安価であることは確かに魅力的だと思います。

ドッグフードは決して安いというわけではないので、特に多頭飼いの方は安価なドッグフードに手を伸ばしがちです。しかし、そこにストップをかけましょう!

タダほど怖いものはないという言葉があるように、安いのにはそれなりの理由があるのです。ちょっと高めの物を買う方が、愛犬にとって安全安心な食事を行うことができます。

口コミは参考程度に

いつも使用しているドッグフードをネットで検索すれば、口コミはたくさんでてくると思います。

ネットの口コミの利点は素人でもわかりやすい文章で書いてくれていて、家にいながらでもドッグフードを吟味できる点です。

しかし、あくまでもネットです。素人があることないことを書いている恐れもあるため、信頼しすぎるのも厳禁です。あくまでも、参考程度という感じに思っていただけたらと良いでしょう。

獣医師さんからおすすめしてもらおう

ここまで、一般人でもできるドッグフードの選び方をご紹介しましたが、それでも危険性を0にすることは中々できません。

そこで、最後に最もおすすめなのは獣医師さんからドッグフードを紹介してもらうことです。

獣医師さんはその道のプロです。もちろん、ドッグフードの栄養にも精通しているため、危険なドッグフードを避けるだけでなく、自分の愛犬という一個体に合ったドッグフードをおすすめしてくれます。

よっぽどのヤブではない限り、おすすめしてくれるドッグフードがイヌの健康にとって害のあるはずはありません。ぜひ、ドッグフード選びに困った場合は相談してみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

このように、普段ペットショップで何気なく売られているドッグフードの数々には様々な意味があるのです。

ドッグフードは確かに基本的にはイヌの健康を最もよく考えられている健康食品と言えますが、それでも良し悪しはあるものなのです。どれを購入し、どれを使用するかは飼い主であるみなさんに責任があります。

安いから・・・っと惰性で手を伸ばしていると、知らず知らずのうちに愛犬の健康を蝕んでいる可能性も十分にあることは頭にいれておいて損はありません。

これを機に、ぜひ、まずは今、愛犬に与えているドッグフードの裏側をチェックしてみてください。

ダメな原材料が入っていませんか?入っている場合はすぐに使用を控え、ペットショップに行きましょう。

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