ドッグフードをふやかすメリット・デメリット。超簡単なレシピも紹介

仔犬や老犬、そして病気に罹ってしまった犬に対して、みなさんはどのようにしてドックフードを与えているでしょうか?

 

このような仔犬や老犬にドッグフードを与える際、最も効果的で簡単なのはドッグフードをふやかすということです。ドッグフードをふやかすことによって、食べやすくするのです。

しかし、ドッグフードをふやかしたとして、その栄養価はどうなってしまうのでしょうか?そして、愛犬の体に及ぼす影響はどのようなものがあるのでしょうか?

そして、ふやかすにしても、いつも時間がかかってしまい、犬の食事をただ与えるだけなのに、かなり手間になってしまうと言う方もいます。

そんな方のために、ドッグフードをふやかすメリット・デメリットやふやかす簡単な方法をこの記事では紹介していきたいと思います。

ドッグフードはふやかしても大丈夫

最近、ドッグフードは仔犬用、成犬用、老犬用と、その犬の世代や年に合わせてバランスの良い栄養価を考えながら作られています。

しかし、硬さはどのドッグフードを取っても硬いものばかり。まだ力の弱い仔犬では噛み砕くことができなかったり、嗜好性が弱く、中々食べてくれなかったりすることもあります。

とてもじゃないですが、まだ体の出来上がっていない仔犬、食欲不振な老犬では食べることができません。(もっとも、老犬の場合は個体差があり、元気な個体の場合、硬いドッグフードでもしっかり食べてくれます。)

そんな時にドックフードをふやかして食べさせることもあるのですが、結論から言うと、ドッグフードはふやかしても大丈夫です。

むしろ、犬の年齢や体調を考えると、ふやかしてから与えた方が良い場合もあります。

ただし、ドッグフードをふやかすにしても、ただ水やお湯につけて与えるだけでは十分そのメリットを活かすことができません。デメリットばかりが浮き彫りになってしまうケースさえあります。

そのため、飼い主のみなさんはドッグフードをふやかす意味やメリット、そしてポイント踏まえた上で与えなければならないのです。

ふやかしたドッグフードを与えるのはどんな犬?

ドッグフードをふやかして与えても良いということが分かったところで、どのような犬に対して与えれば良いのでしょうか?

噛む力の弱い仔犬

仔犬は顎の力がまだまだ弱いばかりでなく、乳歯も成犬の永久歯に比べると柔らかく、脆いです。

そのため、硬いドッグフードを与えると中々食べてくれなかったり、歯が折れたりする心配があります。(乳歯が折れても永久歯が生えてくるのでは問題はありませんが。)

特に生後間もない仔犬はまだミルク離れしたばかり。人間の場合でも、乳離れをした後は離乳食を食べますよね。犬も同じように離乳食をドッグフードで作ってあげなければならないのです。

野生の狼もお母さんの胃袋の中で一端消化されたものを吐き出して与え、それが離乳食の代わりになるらしいです。

内臓の働きが衰えてきた老犬

老犬は胃腸の働きがかなり衰えてきます。若い頃普通に食べていたものでさえ、中々食べきれなかったり、逆に食べてはくれても消化吸収しきれず、うんちとして栄養が体外に放出されてしまうこともあります。

仔犬の場合は体の成長に、そして成犬の場合は体を動かすのにエネルギーを使うため、胃腸はとっても元気に効率よく栄養を消化吸収してくれます。

しかし、老犬の場合はもうエネルギーを使って何かをする必要がないため、食欲もわかず、吸収効率も弱まってしまいます

加えて、噛む力も弱く、普段犬が食べているドッグフードが硬く、噛み砕けなくなる時も。

もし、高齢になってきた愛犬がドッグフードを食べにくそうにしていたり、食べようとしない場合は一度ふやかしてみるのも手かもしれません。

体調の優れないイヌ

みなさんは病気の時、何を食べますか?がっつり肉やご飯を食べると言う方は少ないと思います。

大体の人は御粥など、口当たりが優しく、するすると体の中に入ってくる食べ物を選択するでしょう。それは犬だって同じです。

体調の優れない犬にいつもと同じドッグフードを与えて食べさせるのは正直酷です。

かと言って食べなければもっと体調を壊してしまいます。

犬も病気中は老犬と同じように栄養を効率よく吸収することができません。

そのため、人間でいう御粥と同じようなかたちでドッグフードをふやかしてあげると食べやすいだけでなく、消化もしやすくなるのです

ドッグフードをふやかすメリット

ドッグフードをふやかし、与えるメリットはどのようなものがあるのか?

そのメリットをここではいくつか紹介します。

内臓への負担を軽減する

ドッグフードはふやかすことで柔らかくなります。腹持ちは悪くなってしまうという欠点はあるものの、栄養をすぐに吸収して成長しなければなない仔犬や栄養吸収能力の低い老犬にとっては好都合です。

また、特に胃腸の調子が悪い老犬は下手にそのままドッグフードを与えることによって、吐き戻してしまうなどの心配もあります。

もう御歳もそこそこなのに、内臓を酷使するのは少しかわいそうですよね?

寿命を縮めたり、新たに病気になってしまう原因になってしまうので、ある程度愛犬の御歳が結構な数値になってきたらドッグフードをふやかした方が良いです。

水も一緒に摂取できる

水も一緒に摂れることは病気中の犬や激しい運動後の子犬にとっては好都合です。

犬は汗をかきませんが、その分、舌を出して「はぁはぁ」と生きを吐くことによって体温調節を行います。しかし、それには多くの水分を消費するのです。

それは病気で熱のある犬も同様です。愛犬が風邪になったことのある人ならわかると思いますが、結構な頻度で犬は口を開けて舌を出します。

そして、冬場、犬は動物の本能的に体温を高く保つため、水を飲まなくなります。

これは確かに体温調節という意味では良いですが、代謝が落ちてしまい、ウィルス感染の原因になってしまいます

そのため、食事と一緒に水分を摂取できることは犬を脱水症状や熱中症、冬場のウィルスから守ることにも繋がるのです。

食欲増進効果がある

ドッグフードは嗜好性が少なく、あまり食いしん坊ではないトイプードルなどの小型犬は積極的に食べてくれない子もいます。

しかし、フードをふやかすことによって、香りが強くなったり、いつもと違う食感を楽しむことができるため、食欲を増進する効果があるのです

いつもよりフードの食いつきが悪いなと思った時はぜひ試してみてください。

ドッグフードをふやかすデメリット

次にふやかすことでのデメリットもいくつか紹介します。

虫歯になる恐れがある

乾いているドッグフードであれば、噛み砕いても歯と歯の間に残ることはそうありません。しかし、ふやかすことで粘性が増し、食べ終わった際も歯に付きやすくなってしまうのです

犬は人間とは違い、歯磨きを毎日するということはありません。そのため、歯に残ったものがそのまま虫歯になってしまう恐れがあるのです。

手間暇がかかってしまう

普通のドッグフードなら、エサ皿に盛ればそれでいいのですが、ドッグフードをふやかすとなると、どうしても時間がかかってしまいます。

忙しい主婦の方やお仕事をされている方はそのちょっとの時間も惜しいですよね。

噛む力が弱くなる

ドッグフードは硬いですが、それは犬の顎の力を鍛えるのにも一役かっています。そのため、成犬になってからも柔らかいフードをあげていると、いつしか顎の力が弱くなってしまいます。

加えて、柔らかいフードに馴れてしまったイヌは硬いフードを食べようとしなくなります。

癖にさせないためにも、大人の犬にはなるべくふやかしたフードは与えないようにしましょう。

ドッグフードをふやかす方法

ドッグフードをふやかすと言っても、いつも水でやっている方がいるのではないでしょうか?

実は、ドッグフードを水につけておいてふやかそうとすると、かなり時間がかかってしまい、急いでいる時なんかは少し不便に感じてしまいます。

水以外におすすめのドッグフードを簡単にふやかす方法について紹介していきます。

お湯を使った方法

水よりも圧倒的にお湯の方がふやかしやすいです。

熱湯は使わないようにしましょう。熱湯の温度はドッグフードの中に含まれる様々な栄養素を壊してしまう恐れがあるからです。

40度~50度くらいのお湯が最適でしょう。そのままラップをすることによって蒸すような形にしてください。よりふやかす時間を短縮できます。かかる時間は大体15分ほどです。

また、ふやかすのに使ったお湯はなるべく捨てることのないようにしましょう。お湯の中にドッグフードから染み出た栄養が残されている時もあるからです。

ミキサーを使った方法

次にミキサーで粉々に砕き、それにお湯を混ぜてペーストフードにする方法です。

仔犬や老犬にとっては最も食べやすいフードです。ふやかしても食べないというのはドッグフードの粒が大きいからという理由があります。

そこで、ミキサーを使うことによってより食べやすくするのです。ただし、これをするのはあまりにも食べない時だけにしましょう。

顎をまったく使わないだけでなく、虫歯になるリスクもそれなりに高いからです。

電子レンジを使った方法

最後に電子レンジでチンをしましょう。

電磁波などに当てられたフードが犬にとって悪影響を及ぼすのでは?と心配する飼い主さんもいますが、その心配はまったくないのでご安心ください。

この場合もフードが熱くなりすぎないように注意するのが必要です。30秒ごとに皿を取り出して熱さを確認してください。

仔犬がふやかしたドッグフードから卒業するタイミング

仔犬の時はふやかしたドックフードでもいいですが、大人になれば卒業しなくてはいけません。

ではどのようなタイミングでふやかしたドッグフードから卒業すれば良いのか。

大体時期的に言えば、生後3か月~4ヶ月あたりが適切であると言われています。

しかし、急に「さぁ、明日からドライフードだ!」という感じに変えても犬は困惑してしまいます。今まで食べていた柔らかいフードが硬くなってしまってはどうしたら良いかわからなくなるのです。

なので、急に変えるのではなく、徐々にドッグフードをふやかすのに使う水の量を減らしていくのがおすすめです。

ミキサーを使って粉々にする方の場合は綿棒や包丁などを使って「粒を細かくする」という方針にかえていきましょう。

移行期間は10日程度を目安に考えてください。ただし、これはあくまでも目安です。

もしも、移行中に愛犬が硬いフードを嫌がったり、食べなくなってしまった場合はまた柔らかいフードに戻しましょう。

また、移行中は便の様子を観察してください。

便の柔らかさや硬さ、色や形はいつもとおなじかどうかチェックすることで、移行ペースが早くないかを知ることができます。早い場合はいきなり硬い便が出ることも。

移行はそこまで焦らずにやらなくても大丈夫です。むしろ、無理して硬いドライフードを食べさせようとすると、犬に食わず嫌いという癖がせきてしまい、成犬になった後、餌を食べさせるのに苦労することになるので注意が必要です。

なによりも、犬にとって苦労をかけず、気楽にできるのが一番ですので。

ドッグフードではなくウェットフードを使うという選択肢

ドッグフードをふやかす手間を考えると、ペットショップなんかで普通に市販しているウェットフードに切り替えた方が良いのでは?と考える人もいます。

しかし、便利そうに見えるウェットフードはメリットもありますが、数々のデメリットも存在します。

どちらも知った上で活用するようにしましょう。

ウェットフードのメリット

ウエットフードはふやかしたドックフードと同じメリットが得られるのに加えて、さらに手間暇もかからないというメリットがあります。

毎日20分・30分もかけてフードをふやかす手間を省くと、その他の家事に時間を割くことができます。

また、嗜好性も高いので、餌を食べたがらない犬でも簡単に食べてくれるようになります。

ウェットフードのデメリット

虫歯になりやすいというデメリットに加え、さらにウェットフードには食品添加物がドライフードよりも多く含まれているという欠点があります。

これは嗜好性を高めるためという意味もありますが、あまり愛犬には使いたくないですよね。

加えて、水分を大量に含まれているため、ドライフードよりも圧倒的に足が早く、買いだめをすることもできません。

梅雨の時期や夏場なんかは特に注意が必要です。

超簡単!栄養価満点オリジナルふやかしドックフードの作り方

中々フードを食べてくれない仔犬や老犬に対しては様々な物を入れて、手作りフードを作ってみましょう。

どうしても、ドッグフードをふやかす際、ビタミンやミネラルなどの栄養素を壊してしまいます。

そういった栄養素を補うという意味、そして食欲を増進させるという二つの意味で手作りフードは効果的です。

用意するのは

  • ドックフード
  • 40度くらいのお湯
  • 犬用ミルク
  • 犬用ささみジャーキー
  • ほうれん草

です。

まず、お湯を使ったドッグフードをふやかす方法で紹介した要領と同じようにドッグフードをふやかします。その際、水の量は200CC。ふやかした後のお湯は一切捨てないようにしましょう。

次に犬用粉ミルクを入れます。商品によって、用法用量が違ったりしますが、大体計量スプーン1杯分くらいと考えましょう。

ドッグフードがお湯を吸い、いつもの3倍近くに膨れ上がった時、粉ミルクを投入。

ドッグフードの粒が潰れない程度に優しくかき混ぜると、ベースは完成です。

その上からみじん切りにしたほうれん草を乗せ、再びよくかき混ぜます。ほうれん草はお湯の温度で壊れてしまいがちなビタミンを補うだけでなく、野菜の王様と呼ばれるほど栄養が豊富。

牛レバーと同じくらいの鉄分、がん予防に効くβカロチン、免疫力向上のためのビタミンCなどは仔犬にも老犬にもうれしいものばかりです。

注意として、ほうれん草は一度お湯につけ、灰汁抜くしたものをつかうようにしましょう。ほうれん草に含まれるシュウ酸は与えすぎると尿路結石になってしまう恐れがあり、これは灰汁抜きすることによって消えてくれるからです。

最後にそれらを皿に盛りつけ、少量に犬用ささみジャーキーを細かく手でちぎって添えれば完成です。

実際にやってみると、お湯でふやかす時間を含め、20分程度で完成します。ぜひ、みなさんもやってみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ドッグフードをふやかすことについて、よく理解していただけたかと思います。

ちなみに、ふやかしたドッグフードを与えている時、飼い主のみなさんが最も注意しなければならないのが便の調子です。

どうしても、水気の多いものを食べていると、便が柔らかくなってしまう傾向にあります。

ある程度の柔らかい便は仕方がありませんが、もしも便が柔らかいという状態を通り過ぎて、下痢気味になってしまった場合はふやかし方を変えなければなりません。

その際はいつもふやかしている水やお湯の量を少なくしたりしながら様子をみることにしましょう。

さて、これから犬を飼おうとしている方、そして、今ちょうど仔犬や老犬を飼っている方は明日からドッグフードをふやかして与えてみましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です