犬のトイレの正しいしつけ方法。しつけが上手に行かない時の4つの対策

しつけは犬を飼う際、大切なものです。他人に反応しないように、吠え癖をなくすといったり、お手やおかわりといったような芸のしつけなど、様々なしつけがあります。

その中でも。犬を飼った際、絶対しておいたほうがよいのは「トイレのしつけ」です。

これをせずにあちこち糞尿をするようになってしまえばとても大変。

自分が見ていない時に足元に小便をされ、踏んでしまったりするのはまだ飼い主である自分だったらまし。

しかし、これがもしたまたま自宅にあがってきているお客さんなどだったらどう思うでしょうか?きっと嫌な思いをするに違いありません。

そういったトラブルを未然に防ぐために、トイレのしつけは絶対必須!

しつけは確かに可愛い愛犬に無理をさせているみたいで心苦しくなってしまう時が多々あります。しかし、トイレのしつけをしておかないといつか犬を逆に苦しめることになってしまうかもしれません。

そこで、この記事では犬のしつけの中でも、特にトイレのしつけについて焦点を当てて、紹介していきたいと思います。

犬のトイレのしつけをしないと起こり得る弊害

犬は確かに可愛いです。しかし、飼うからには「しつけ」という義務が生じます。

これをしなければ飼い主さんも飼い主さんの家族も、そして愛犬自身も不幸にしてしまいます。

では、トイレのしつけをしなければ、どのような弊害が起こってしまうのか。

いくつか弊害を紹介します。

食糞行動

特に幼犬期にみられるのが食糞行動です。幼い犬はまだ内臓器官が発達しておらず、上手に物を消化吸収することができません。

そのため、まだ栄養の残っている糞を食べたりすることもあります

この行動自体も大腸菌の経口摂取などの問題により、あまり褒められた行動ではありませんし、無害だとしても心象がよくありませんよね。

しかも、この食糞を怒ってしまうと、かえって犬は人の目に付きにくいところで排便を行い、糞を食べてしまうため、悪循環に陥ってしまうこともあります。

トイレのしつけをしっかりとすることで、人の目につくトイレシートの上で排便してもらうようにし、食糞行動を無くしていきましょう。

不衛生

次に衛生問題です。家の中の至る所で糞をして、それをしっかり除菌しなければ、糞の跡は汚れの原因となります。

大人であるならば直接糞による汚れのばい菌が体の中に入ることはないですが、はいはいをしている赤ちゃんや幼児であるとどうでしょうか?ちょっと心配な気もしますよね。

家の中であるならば、まだ家の問題と割り切れるかもしれませんが、それを外にまで持っていくと更にその問題が膨れ上がります。

散歩をしないと糞をしてくれない愛犬も多いみたいで、糞尿を道端で垂れ流しにしたままにする飼い主さんもいるみたいです。

また、しっかりと掃除をする飼い主さんでも、あまり道端で排便させるのは褒められたことではありません。

外でするのを癖づけず、しっかりと家の中でしてもらえるようしつけましょう。

室内でのマーキング癖

特に多頭飼いの方はこの問題に注意しなければなりません。

犬は習性として、尿で縄張りや自分の強さをアピールします。

が電柱におしっこをひっかけるのは他の犬の尿の臭いを自分の尿によって打ち消そうとしているからです。

そのため、自宅で多頭飼いをしている方は注意が必要です。愛犬同士でマーキング合戦が始まり兼ねません。

しかも、犬は自分より立場の強い犬の尿の上には尿をしないという習性もあるため、マーキング癖が慢性化すると、ある特定の強い犬だけがトイレシーツの上で排尿をし、その他の犬がしてくれなくなる恐れもあります。

飼い主の負担

排便や排尿をあちこちにすると、それは飼い主の負担になります。

トイレのしつけがままならなければ、愛犬がトイレ以外のところで排便をするたびにティッシュペーパーと犬用の消毒液などを持ってきて掃除をしなければなりません。

自分がご飯を食べている間によからぬ場所で排便をされると正直気分の良いものではありません

いくら可愛い愛犬であっても、糞を見た後にまたご飯を再開する気にはあまりなれませんよね。犬のトイレをしつけるということは、飼い主さんの負担を軽減するという意味でも非常に大事なのです

しつけの前に犬がどういう時にトイレをするか知る

トイレのしつけを行う前に、犬がトイレをするその時がいつなのかを見極めることで、しつけの効率化を狙えます。人間も犬も同じような時にトイレにいく間隔があるので覚えやすいかと思います。

寝起き

寝起きは人間だって、トイレに行きたくなりますよね?特に夜~朝までの長い睡眠の後は大量に尿も便もします。

寝ている6~8時間もの間、便や尿をためていると思ったら当たりまえの結果であるとも言えます。

また、犬は1日の大半を睡眠で過ごすことが特徴です。そのため、夜の長い睡眠の時だけでなく短いお昼寝中、急に愛犬が立ち上がったりすると注意が必要です

トイレのサインかもしれませんよ?

運動した後

運動はもちろん、毎日の散歩も当てはまります。

運動をすることによって、体が温かくなり、内臓の動きも活発になることで、排せつが促されるのです。

興奮している時

わたしの家ではトイプードルを3匹飼っているのですが、よくじゃれついて喧嘩をします。

喧嘩が終わったと思ったら3匹とも排尿をするということはよくあることです。

運動をした後にもよおすのと同じように、体が温まるからでしょうか?

また他人が来た際も犬はよく興奮します

自分の縄張りに敵が浸入してきたと思うからです。

来て早々うんちを見るのはお客さんの心にとっても良いものではありません。愛犬をしっかり見張っておきましょう。

食後や水を飲んだ後

これも人間と同様です。特にお水を飲んだ後は尿の量が一際多いです。また、犬によってはちょっとしたおやつが排便のきっかけになることもあるようです。

排せつのサインを知る

上述した場面に加え、犬には排せつする際、普段とは違った行動を取るようになります。一番顕著なのは、その場でくるくると小さく回り出すこと。

これをし始めたら3秒くらいで排せつがはじまるものと思ってください。

その回転行動よりさらに前段階として、いつもよりさらに床や壁に鼻を近づけてくんくんと嗅ぎ出します。

これは、自分がいつもしている場所を探しているのです。

しつけが完了し、シーツにしてくれるようになればいいのですが、もしもシーツ以外で、粗相が蔓延している場所があるのだとすれば要注意です。

愛犬はそこがトイレだと認知しているかもしれません。

次になんとなくそわそわとします

見極めるのが上述の2つよりも難しいですが、本当になんとなく落ち着きがないような素振りを見せるのです。

なんの目的もないのに部屋と部屋を行き来したり、いつもの歩き方とは違い、ステップするような歩き方になった場合は要注意ですよ。

トイレのしつけが得意な犬種、苦手な犬種がいることも知る

犬と一口に言っても多種多様。

しつけられるのが得意な犬、苦手な犬がいます。

どちらにしても、根気よくしつけていくのが大切です。

フレンチブルドック・ボストンテリアはトイレのしつけが苦手

元々番犬として力強さに焦点を当て、品種改良された犬ですので、その分マーキング癖が付きやすく、トイレのしつけが難しい品種です。

また、飼い方によっては飼い主を舐めるようになってしまい、そうなってしまえば再しつけは至難の業。

覚えるのが苦手な犬種だからといって、しつけを放棄せず、根気よく付き合ってあげてください。

トイプードルや柴犬はトイレのしつけが得意

トイプードルは元々猟犬として品種改良されている種なので頭がよく、人間にも従順。トイレも比較的すぐに覚えてくれるでしょう。

また、柴犬については非常に綺麗好きであるという特徴があります。しかし、油断は禁物。

綺麗好きなので、一度用をたしたトイレには2度としなくなったり、外でする癖がつきやすい品種です。

変な癖をつけないよう、しっかりとしつけましょう。

しつけを始める前の準備

しつけを行う前に、必要な物があります。

道具を取り揃えてから行うことによって、より効率の良いしつけを行うことができます。

そのためにも、しつけを始める前の準備はしっかりとしましょう。

犬の体格にあったペットシート

まずはペットシーツ。

大型犬なのに、小さいサイズのペットシーツを準備したりしていませんか?

大型犬は排便も小型犬のスケールとは違います。うまい具合にトイレでしていても、小さいペットシーツでは受け止めきれずにはみ出てしまうこともあります。

逆に小型犬が大きいペットシーツを使っても問題はありません。大型犬にしろ、小型犬にしろ、ペットシーツの上でくるくると回れるくらいのスペースは確保しておきましょう。

また、多頭飼いの方は特にペットシートの入れ替えを頻繁に行うのがおすすめです。

他の犬が排尿を行った後のペットシーツには他の犬があまりしたがりません。1匹そこでトイレをしたらトイレシーツを入れ替え、いつも真っ新な状態を保ってください。

失敗した時のための掃除用具を取り揃える

しつけが最初から上手くいくなんてことはほとんどありません。失敗した時のため、糞便を処理する道具を取り揃えることは大事です。

必須道具はティッシュペーパーと犬用消毒液

いつも使っているような除菌剤は犬が舐めた際、有毒なものもあります。

ペットショップなどで市販されているものは犬が舐めたりしても安全ですし、再発を防止する作用もあるためおすすめです。

【基本編】イヌのトイレのしつけ方法

では、次に実際に犬のしけつをする方法を紹介していきます。

しつけを始めてやってみる!でも、しつけというのは初動を間違えてしまうと中々上手くいかないもの。

初めて犬をしつける飼い主さんはまず、正しいしつけ方法を理解してください。

間違ったトイレのしつけ方法

よく、粗相をしてしまった愛犬をその場所に連れて行って叱ったりする飼い主がいますが、あらゆるしつけにおいて犬を叱るのはダメです。いくら犬が頭の良い動物であったとしても、人間の言葉を100%理解するのは無理があります。

犬は人間と違い、長期記憶能力に欠けます。そのため、「今、怒られていること」が「粗相をしたことに怒られている」ということに繋がらないのです。

そのため、粗相をして怒ったからといって、それ以後、物事の改善向かいませんし、愛犬からすると飼い主さんが急に豹変したと思ってしまうため、心にもよくありません。

これが続くと、犬はだんだん粗相どころか、排せつをしなくなります。排せつが飼い主さんを豹変させると判断し、お腹の中で便や尿を溜め、我慢するのです。

これは決して体にいいことではありません。また、粗相ではなく、排せつしたことを飼い主から隠すため、糞尿を食べるようになります。

こうなると、犬の心労はピークに達している証拠ですので注意しましょう。

正しいトイレのしつけ方

正しいトイレのしつけ方は「叱る」のではなく「褒める」こと

前述した通り、犬は長期記憶能力に欠けます。そのため、褒める時も排せつしてから数秒以内に行わないと、何に褒めてもらっているのかわかってくれません。

褒め方として一番おすすめなのは正しい場所にトイレができた時、おやつを与えること

おやつなど、口の中に入る物は犬にとって最大のご褒美です。しかし、もし肥満などが気になるようでしたら、ただ単純に撫でてあげるだけでも良いです。

上手くできたら褒めて、上手くできない時も温かい目で見てあげて次の粗相を予防する。これがトイレの正しいしつけ方です。

【実践編】イヌのトイレのしつけ方法

基本を理解した後は、実際にしつけをしてみましょう。

犬のトイレのしつけは主に

  • 能動的排せつをしつける
  • 受動的排せつをしつける

この2つの方法が有名です。

能動的排せつをしつける

能動的排せつとは、犬が人間の意思とは関係なく、自らの意思でトイレをすることです。

つまり、普段の私生活におけるトイレのしつけのことを指します。

手順を追って説明すると、

まず、上述の「排せつのサイン」が見られたら、トイレのあるところに誘導します。

そして、しっかりトイレの上で排せつするのを見守り、できたらしっかりと褒めてあげる。

これを繰り返します。

このしつけのポイントは

  • 排せつのサインをしっかり発見してあげる
  • 毎日・毎回繰り返してあげる

この2つです。

犬は一回できたからといってそれ以後、失敗しないとは限りません。毎日繰り返すことによって、記憶してくれるのです。

受動的排せつをしつける

受動的排せつとは、病院に行くため、車に乗る前や散歩前など、飼い主にとって「今ここでしてほしい」と思う時に排せつすることを指します。

能動的排せつよりもずっと難しく、しつけたとしてもいつもしたくれるとは限りません。しかし、これができていればかなり便利なので損はしないでしょう。

方法としてはまず、能動的排せつを覚えさせることからが受動的はいせつのしつけのスタート。

そして、能動的排せつから一歩踏み出し、愛犬がトイレをしている間、「しーしー」などといったような排せつを促す言葉を掛け続けます。そして、排せつが終わったと同時に褒めます。

これを毎日し続けていると、飼い主の「しーしー」が号令となり、条件反射的に排せつをしてくれるようになるのです。

時間はかかってしまいますが、根気よくしつけていきましょう。

 

トイレのしつけがうまくいかない・・・そんな時は?

しつけようとしても失敗する時の方が多い・・・。そんな悩みで頭を抱える飼い主さんもいます。

でも、決して諦めずに冷静になってみましょう。

上手くいかない理由は意外と近くにあるものです。

環境を見直してみる

まずは環境を見直してみてください。

部屋の中はどうなっていますか?もしかすると、犬にとって、トイレのしにくい場所にトイレスペースを設置していたりしませんか?

また、いつも犬がいる部屋が大きすぎたり、トイレスペースが小さすぎるのも問題です。犬がトイレスペースで用をたそうとしても、その場所が見つからず、粗相をしてしまう時もあります。

トイレに慣れない内は小さな部屋を使ってトイレを覚えさせ、大きな部屋にも対応できるようにしましょう。

褒め方を変えてみる

言葉でほめたりするのも良いですが、やはりおやつが一番良いと思います。犬にとって、最もわかりやすい褒め方です。

ただし、ただ短絡的に餌を与えるのはNGなので注意してください。

また、実は犬は人間に撫でられるのがとっても大好きな生き物です。

人肌恋しい動物ですので、しっかりできた時は餌を与えると共に目いっぱい撫でてあげましょう。

粗相をした場所で食事をさせてみる

基本的に失敗した時の懲罰はだめですが、1つだけできる懲罰行動があります。

それは粗相をしたその場所にエサ皿を置くことです。

特に食いしん坊な大型犬にはおすすめです。

一般的に、犬は食事の場所で排せつはしません。そのため、粗相をした場所にエサ皿を置くことで、その場所で用をたすことが癖にならずに済むというわけです。

癖になってしまっている場所には障害物を置く

もしも、ある場所で粗相が癖になってしまった場合、最終手段としてほとぼりが冷めるまで癖になっている場所へ障害物をおくことをおすすめします。

こうすることによって、犬は普段トイレをする場所を失い、飼い主さんにとっては再び初めからトイレを覚えさせることができるというわけです。

しっかりしつけられた後は解放してもOKですが、再発するようでしたらまた封鎖しましょう。

トイレのしつけにおすすめのアイテム!

トイレのしつけを効率よく行うには、やはり道具に頼るのが一番です。

最後にトイレのしつけのおすすめのアイテムをいくつか紹介するので参考にしてみてください。

特に犬は便利グッズの開発もよく進んでいますので、上手に使ってしつけましょう。

ジョイペットちゃんとしつけ剤

こちらの商品は犬におしっこをしてほしくない場所に噴きかけたり、粗相した後、同じところに再び粗相してしまうことを防ぐスプレー剤です。

使い方はその場所から10センチほど距離を取って2~3秒間ほど全体によく馴染むようにスプレーするだけ。馴染ませる際、布で伸ばしたりする必要はなく、非常に簡単です。

使われている素材も

  • 香料・食品用アルコール
  • 噴射剤

だけなので、犬が舐めたりしても大丈夫です。安心してつかうことができます。

ただその分、強力な薬剤を使用していないため、このしつけ剤が効果を発揮してくれるかどうかは個体差があるみたいです。

わたしの家では3匹の犬を飼っているのですが、2匹はこの薬剤で粗相をしなくなったのですが、他1匹には効果が薄かったです。

それでも消臭効果除菌効果がしっかりあるので、しつけ中にあっても困ることはないでしょう。

注意としては、皮や白木、うるし塗の素材が使われた家具や床、壁には使わないようにしてください

この薬剤に含まれているアルコールによって変色や変形の恐れがあります。

お値段は相場で600円と安く、お手頃価格なので、これからしつけをはじめようという方はぜひ、購入してみてください。

しつけるウォールトレー

特に男の子の犬を飼っている方におすすめできるトイレです。

これは普段使っているトイレトレイとは違い、入り口以外の3方向が高い壁によって覆われています。

こうすることによって、男の子の犬が足を上げてトイレをしたとしても、尿が四方八方に飛び散ることを防いでくれるというわけです。飼い主さんが一々トイレ周りを掃除したりする負担を軽減してくれます。

また、男の子の犬でなくても、トイレを歩き回りながらしてしまう子もいます。はじめはトイレシーツの上でしようとしてくれているのに、排便の体制のまま歩き回り、結局部屋のあちこちに糞便が・・・という経験がありませんか?

このウォールトレーであるならば、排便中の歩行行動もある程度抑制してくれます。

これで排便中歩かせないことを覚えさせておくのも良いですね。

犬のサイズに合わせてSサイズ、Mサイズが揃えられており、お値段3,000円ほどと決して高くはないので、男の子の排便に困っている飼い主さんはぜひ購入してみてください。

まとめ

トイレのしつけのみならず、様々なしつけは犬がまだ小さいうちにしておいた方が良いです。犬も人間と同じで年を食っていくと記憶能力が落ちてきます。

プロのブリーダーさんでも再しつけは難しいとよく聞くくらいです。幼い内は物覚えも良く、すぐに順応してくれるでしょう。

一見面倒くさそうに思えるトイレのしつけも、やっていけば結構面白いです。

小さな犬が健気にトイレに向かい、自分の思い通りに用をたせた時は本当にうれしいものです。

どうぞ、みなさんもトイレのしつけをしてみてください!

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